エロゲ、ノベルゲ英語学習最強ツール仮説

エロゲ、ノベルゲ好きオタクの語学実験記

Locker of Death 感想

9本目の英語エロゲ、ノベルゲ:Locker of Deathをクリアしました。
 
Anibabe!

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評価
満足度 77
英文難易度 A~B(簡単~やや簡単)
 
GENIUSの作品の一つです。前回素晴らしき日々の感想を投稿しましたが実際にはその前にこっちが終わっていました。素晴らしき日々が英語的には悪夢のような日々だったので(長いし途中からムズいし・・・面白かったけど)、GENIUSの作品は完全に癒しでした。たとえこの作品がホラージャンルであっても、狂気に満ちた素晴らしき日々に比べれば、プレイ体験は爽やかな春風のようでした(笑)
 
旧校舎内の一角にある、とあるロッカーに想い人の名前を書いた紙を入れれば、その恋は成就されるという噂がまことしやかに学園内で広がっていたが、その後明らかになったのは、一瞬だけ恋が成就した後はデスノートの如くその名前を書かれた人は死んでしまうという実態。自身の名前が書かれた紙をロッカー内で発見した主人公は、仲間とともに真相究明に乗り出す・・・と言う感じの話です。
 
非常に掴みが上手く、全15話ですが1話毎に意外性や問題が現れ、テンポよく先へ先へとプレイヤーの好奇心を引き出していくプロットは相変わらず見事でした。ホラージャンルは安定してシナリオがよく、それでいてヒロインとの甘いやり取りが違和感なく挟まれています( 本当にいいシーンはルビーを消費しますが)。そのやりとりもエロゲと違ってギャルゲならではの味があって、それがいいんですよね。微エロというかエロという要素の手前にある、恋愛の高揚感みたいなものがよく演出されています。
 
 
それにしても語学的にはGENIUSの作品みたいなのがやっぱり最強かなぁと最近しみじみ・・・。
語学者の中でもよく言われていることなのですが、いわゆるミニストーリーと呼ばれる、「コンテクストが十分にありながらも量を押さえたもの、かつできるだけ自分にとって興味関心があるもの」が語学のためのインプット素材として最も適しているのは確かです。長すぎると反復、復習が困難ですし、そのような学習目的ではやらない場合にしても、余程のレベルに到達していない限り理解やスピードに多かれ少なかれ不満があるためフラストレーションが生じがちです。また短い場合は気になった表現やわからなくて調べた表現などが割と印象に残りやすく、自然記憶が起こりやすいのですが、長いとそれがなかなか起こりにくいです。
 
そんなことも踏まえながら、今後のゲーム選びをしていきたいなぁと思いました。
次ももうすぐ終わるGENIUS作品についての感想になるかなと思います。
そのあとはどうするか・・・。
 
それと10本目が終わったところでひとまずウェブリオの語彙診断テストの現状も報告しようかなと思います。
 
 
ではでは