エロゲ、ノベルゲ英語学習最強ツール仮説

エロゲ、ノベルゲ好きオタクの語学実験記

Welcome to Genius High! 感想

11本目の英語エロゲ、ノベルゲ:Welcome to Genius High!をクリアしました。
 
Anibabe!

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評価
満足度 70
英文難易度 B(やや簡単)
 
今作はGenius作品としては個人的にちょっと満足度低めだった気がします。
天才が集まる学園という舞台設定が特徴の学園ものです。
ただ・・・。主人公やヒロイン、そして他の生徒も皆天才なはずですが、他の生徒の天才感は全くないため(特にかりんの取り巻きたちの品性の無さは、天才と人格は別ということを踏まえたとしても、偏差値の低い学園にでも通ってた方がお似合いなんじゃないかという感じがしてしまう程…)、舞台設定があまり活きてないのがちょっと残念でした。
そうすると実質主要人物だけが能力があるということになり、それはもうよくある設定なので、結局特徴になり得た舞台設定がほぼ無意味となってただの学園ものになっちゃってます。もっとも設定的にただの学園ものであるという点が悪いのではなく、それが光るためにはキャラの魅力かシナリオは必要不可欠だというところが問題で、今作の場合あんまりキャラに魅力を感じなかったしシナリオもいつもよりパンチに欠けるなぁと思うので上記の評価。まぁ主観です。
キャラは性格も特に響かなかったのと、絵があまり好みじゃなかったのが大きかったですかね。
 
 
一方良かった点は、作品としてというより語学的な観点から見た時、個人的に非常に重要な気付きが得られたことです。
意外と今作は語彙が難しめで知らない表現が結構出てきたので、ちょっといつもより読みづらく、部分的に理解できなかったんですよね。といっても今作はほとんど語彙を調べず完走したわけですが、この経験からふと着想を得てノベルゲの新しい語学応用方法を思いつきました。なんだかんだでやはりこれほどストーリーやキャラに魅力があるノベルゲから語彙を積極的に習得しないのはもったいないな、と。
 
以前の考察記事で、私は語学を二つのパートに分けることが大事ではないかと言いました。一つは学習としての語学。いわゆる語学と言ったときにイメージする活動のことです。もう一つは遊びとしての語学。前者とは完全に対置です。こちらは語彙、文法、発音などといった要素にフォーカスせず(しすぎず)、調べる、勉強する、覚える、理解する、練習する、復習反復するといった行為と対になる行為からなる活動です。つまり楽しむ、発見する、気づく、感じる、理解する(ここは重複しますが、こちらは強制力のない理解のことです)といったある種子供のようなプリミティブな感性でその言語に浸ることを目的にした活動です。
・・・で、ノベルゲは基本後者の英語で遊ぶためのアプローチだと、私は前回の考察記事では位置付けていたのですが、ふと考え直し、今はノベルゲは遊びとしての語学ツールとしてだけではなくて、勉強のための語学ツールとしても非常に有用だという結論に至りました。
その具体的なやり方はまたそのうち記事にしてシェアさせて頂きたいと思います。(前回記事でも同じことを言って締めましたが、そのきっかけが本作にあったということです)
 
ではでは
 
 
 
あ、攻略キャラははるなを選びました。
 
『一度見た景色を忘れない…。』
 
10分の1でいい。くれ、その才能を!!
 

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